こんにちは。
引っ越しの度にネット環境構築に悩まされる、ゆみ子(@yumico_ie)です。
オンライン家庭教師の授業はもちろん、今や生活に欠かせないネット環境。
とりあえず”繋がっている”状況のご家庭も多いのでは。
何も知識が無いと、カスタマーサポートに電話するときも用語が分からず四苦八苦…。
トラブルの状況を説明するだけでも一苦労です。
そこで今回は、いまさら人には聞けないWi-Fiの基礎知識、オンライン授業中の対処法をまとめました。
- GHzが選べるけど、何が違うの?
- 遠くの部屋まで飛ばすにはどうしたら?
普通の主婦である私の視点から、疑問に思ったことを全てまとめます。
私と同じように、オンライン環境を整えたいと考えている方の参考になれば幸いです!
そもそも、Wi-Fiって何?
Wi-Fiとは
「Wi-Fi」とは、簡単に言うとコードを使わないでインターネットに繋がる便利な仕組みです。
昔はパソコンをインターネットに繋ぐのに、必ず有線のLANケーブルが必要でした。
場所も限られていて、ケーブルも邪魔でしたよね。
ダイヤルアップ接続の音「ピ~、ヒョロロ~」懐かしい…!
でも今は、Wi-Fiのおかげで
- リビングのソファでくつろぎながらスマホ
- 子ども部屋でオンライン授業
- キッチンでレシピ動画を見ながら料理
- 庭でもテレワーク
など、家の中のどこでもインターネットを使って、しかも大容量データのやり取りが可能になりました。
Wi-Fiでネットが繋がる仕組み
Wi-Fiもテレビやラジオと同じように、電波を使ってデータをやり取りしています。
具体的な流れはこんな感じです。
- インターネットの回線が家に届く(光回線など)
- モデムでデジタル信号に変換
- Wi-Fiルーターが電波として発信
- パソコンやスマホがその電波を受け取る
Wi-Fi電波の受信流れは、公園の噴水に似ています!
具体的にイメージするため、公園にある噴水を想像してみてください。
お水が勢いよく飛び出しています。
噴水の様子をWi-Fiルーターに当てはめると…
- Wi-Fiルーター = 噴水の噴き出し口
- 電波 = 水しぶき
- パソコンやスマホ = 水を受け取る手
噴水から遠ければ遠いほど、水しぶきは届きにくくなりますよね。
Wi-Fiの電波も同じです。
距離が遠くなったり、壁や家具に遮られたりすると、届きにくくなってしまいます。
モデムとルーターの違い
ここでよく混乱するのが、モデムとルーターの違い。
私も何も知らず「同じようなものでしょ?」と、ただマニュアル通りに設定していました。
でも、実は全く違う役割を持っていました!
【モデム】
・インターネットの信号を家庭で使える形に変換する通訳
・プロバイダーから貸し出されることが多い
・一般的に設定を変更する必要はない
【ルーター】
・モデムに変換された信号を電波として飛ばす放送局
・自分で購入することが多い
・設定変更で通信環境を改善できる
モデムでインターネット接続に必要な信号を受け止め、各家庭に設置されたルーターが無線接続を実現しています。
つまり、Wi-Fiで無線接続できる=ルーターが飛ばした電波をしっかりキャッチできている状況です。
Wi-Fiルーターを買うときの疑問
Wi-Fiルーターの電波をしっかり飛ばすことが大切なことは分かりました。
でも、Wi-Fiルーターの箱には何やら細かい字で色々なことが書いてあります…。
どこに注意して選べばいいのか?
私が疑問に思ったことを中心にまとめます。
Wi-Fiの規格って何?
電気屋さんに行くと、必ず目にする「規格」の表示。
これが意外と重要です。
主な規格を新しい順に並べると
- Wi-Fi 6(11ax):最新世代
- Wi-Fi 5(11ac):一つ前の世代
- Wi-Fi 4(11n):その前の世代
新しい規格の方が高性能です!
【新しい規格を選ぶメリット】
- 通信速度が速い
- 同時接続での安定性が高い
- 省電力性能が良い
ただし、やはり最新機種はお値段も高くなりがち。
オンライン授業だけなら、 Wi-Fi 5でも現状は十分かな…と個人的には思います。
もちろん、家族で同時に快適なネット通信を楽しみたい場合は、それなりにスペックの高い規格を選びましょう。
接続台数は4~5台で十分?
私は大きな勘違いをしていました。
「うちは5人家族だから、4台か5台繋がれば十分でしょ」って。
でも、実際に家の中のWi-Fi接続機器を数えてみたら、驚きの結果に!
我が家の接続機器リスト(計10台)
- スマートフォン(4人分):4台
- タブレット:1台
- パソコン:2台
- テレビ:1台
- ゲーム機:1台
- プリンター:1台
思ったより多い…!
特に注意が必要なのが、普段あまり意識していない機器です。
テレビやプリンターなど、「これもWi-Fi使ってたの?」という発見がありました。
そして重要なのが、同時接続台数。
我が家のオンライン授業中の接続状況の例がこちら。
- 長男:オンライン授業でビデオ通話(パソコン)
- 次男:ゲームでネット通信(Switch)
- 三男:YouTubeで動画鑑賞(テレビ)
- 主人:テレワークでWeb会議(パソコン)
- 私:レシピ動画を見ながら料理(スマホ)
こんな感じで、知らず知らずのうちに複数の機器が同時に通信していることもあります。
接続台数は多めに考えておきましょう。
2.4GHz/5GHzの違いは?
「ギガヘルツ(GHz)?聞いただけで難しそう…」
私も慣れない横文字にアレルギー反応を起こしていましたが、意外と使い分けが必要だと知りました。
主な特徴を簡単にまとめます。
【2.4GHz】
- 良いところ
- 電波が遠くまで届く
- 壁や床を通り抜けやすい
- 古い機器でも対応している
- 気をつけたいところ
- 速度は比較的遅め
- 電子レンジやコードレス電話と干渉しやすい
- 近所のWi-Fiと混線しやすい
【5GHz】
- 良いところ
- 通信速度が速い
- 電波の混雑が少ない
- 近所のWi-Fiの影響を受けにくい
- 気をつけたいところ
- 電波が遠くまで届きにくい
- 壁や床に弱い
- 古い機器では使えないことも
我が家での使い分けはこんな感じです。
■ 2.4GHzを使うとき
- 2階の子ども部屋でのオンライン授業
- 庭でスマホを使う時
- 古いプリンターを使う時
■ 5GHzを使うとき
- リビングでのテレビ会議
- 大容量ファイルのダウンロード
- 動画視聴
特に重要なのが「場所による使い分け」。
最初は5GHzの方が速いからと、すべての機器を5GHzに設定していました。
しかし、2階の子ども部屋では全く安定せず…。
- まず5GHzで試してみる
- 繋がりにくい、不安定な場合は2.4GHzに切り替える
- それでも問題が解決しない場合は、設置場所を見直す
繋がりにくいときは周波数帯(GHz)の変更を試しながら、試行錯誤しています。
メッシュWi-Fiって何?
最近、テレビCMでもよく見かけるようになった「メッシュWi-Fi」。
良さそうな雰囲気は感じますが、具体的なメリットが分からないですよね…。
調べた結果をまとめます!
【メリット】
・2階でも1階と同じくらいの速度が出る
・家の中を移動してもシームレスに接続が切り替わる
・設定が簡単(アプリで管理できる)
・見た目もスッキリ(大きなアンテナがない)
【注意点】
・価格が従来のルーターより高め(2~3万円くらい)
・設置する場所のコンセントが必要
・家の広さや間取りによって必要な台数が変わる
機器の値段は少し高いですが、オンライン授業やネット通信のストレスが無くなると思えば、投資する価値はあると思いました。
Wi-Fiルーターの正しい設置方法
Wi-Fiルーターは「置き場所」が意外と大切です。
Wi-Fiルーター設置場所3つのポイント
理想的な設置場所のポイントは3つ!
1.高さについて
- 床からの高さ:1~1.5m程度
- 実際の設置例:
- 本棚の上
- テレビ台の上
- カウンターの上
- NGな場所:
- 床に直置き
- 天井近く(エアコンの風の影響を受ける)
2.周辺環境について
- 金属から30cm以上離す
- スチール棚
- 金属製の家具
- 電子レンジ
- 壁からも少し離す
- できれば20cm程度
- コンクリート壁は特に注意
3.部屋の配置
- できるだけ中心に近い場所
- よく使う部屋から見通せる位置
我が家のWi-Fiルーター設置場所の移り変わり
私の場合、こんな感じで落ち着きました。
- 最初はテレビ裏に設置 → 部屋の隅×テレビが壁になり失敗
- 現在はどこからでもよく見える棚の上に設置→以来、安定している
「光回線だから、何をしても快適にネットにつながるはず!」
そう思い、スッキリした見た目を優先してWi-Fiルーターをテレビ裏に隠してしまいました。
配線も全部隠せて気持ちいい!
掃除もしやすく大満足の配置でしたが、次第にネットがうまく繋がらないことに気付き…。
Wi-Fiルーターには、適切な設置場所があると知りました。
Wi-Fiルーターの周りには何も置かず、部屋のどこからでも本体が見えるところに設置することに。
テレビ裏に置いていた頃よりも、動画の遅延が発生しづらくなったと感じています。
2階や隅の部屋まで届かない時の対処法
設置場所を工夫しても、Wi-Fiルーターが電波を飛ばす力は限られています。
家の構造や距離によっては、上手く電波が届かない場合も。
そんなときの対応をご紹介します。
接続するGHz帯を変えてみる
最初に試す、簡単に設定できる対策です。
- スマホやパソコンのWi-Fi設定を開く
- 同じルーター名で末尾に「-2.4GHz」「-5GHz」とついているものを確認
- 接続が悪い時は違う周波数帯を選んでみる
パソコンの前から移動することなく、マウスをポチポチするだけで対応できます。
接続したことがない周波数帯の場合、パスワードを聞かれるので準備しておいてください。
中継器を置く
我が家でも導入している解決策です。
工事不要で、比較的お手頃な価格というのが決め手でした。
【中継器選びのポイント】
- 本体価格:安いものは3,000円程度~
- メーカー:できるだけルーターと同じメーカー
オンライン授業に加え、主人のオンライン会議も2階で同時にできるようになりました!
オンライン授業で考えられるネット通信トラブルと対処法
インターネットを利用したオンライン家庭教師では、授業の質が通信環境の良し悪しに左右されることも。
オンライン家庭教師の授業で考えられる通信トラブルの例、簡単な対処法をお伝えします。
ネット通信トラブルの例
1.ネットが繋がらない
「あの、聞こえますか?」
「画面が固まってしまって…」
「インターネットに接続できません」
こんな経験、本当によくありますよね。
仕事や学校の保護者会など、オンライン通信を利用した場面でよくある光景だと思います。
「子どもが授業を受けられなかったらどうしよう…」
「先生にも迷惑がかかる…」
授業開始時間になってもネットに繋がらないと、慌ててしまいますよね。
子どもの授業に影響があると思うと、焦ります…!
2.繋がったけど、遅い
これが一番やっかいな問題かもしれません。
- 先生の声が途切れ途切れ
- 画面がカクカクして動きが止まる
- 音声が遅れて届く
- 画質が急に粗くなる
- 共有している教材がなかなか表示されない
など、一見繋がっているように見えるのに、授業が始まってからトラブルに気付きます。
特に困るのが、問題を解いている最中に固まってしまうケース。
せっかく考えていた途中の計算式も、集中力も途切れてしまいます…。
通信トラブルが原因で授業を受けられなかったときの対処法
すぐにオンライン家庭教師の窓口に連絡する
オンライン家庭教師では、通信トラブルに対応してくれます!
会社によってルールは様々ですが、連絡のタイミングによっては家庭の負担は無しで済むことも。
- 授業の振り替えは可能か
- 授業料が発生するか
通信トラブルはいつ起こるかわかりません。
万が一の時に備えて、入会時に確認しておくと安心です。
早めの連絡が大切です!
通信トラブルが発生したら、すぐにオンライン家庭教師の窓口に連絡しましょう。
ネット環境以外の生活環境を見直す
ネット環境は、意外にも人の生活の影響を受けます。
- 雨の日や風の強い日
- 家族みんながスマホやパソコンを使っているとき
- エアコンやドライヤーなど、電力を多く使う機器を使用しているとき
- 夜の7時~10時頃の混雑時間帯
このような時は特に注意が必要です。
我が家では、下の子に動画視聴を遠慮してもらいました。
台所で洗い物を始めたら、お風呂のシャワーの勢いが弱くなったこと、ありませんか?
ネットの通信容量にも、同じように限りがあります。
みんなでシェアしている考えを持ちましょう。
我が家の最終手段は電源オフ
色々試してもダメな時、私がいつも実践している「最終手段」をご紹介します。
それは、機器の電源を完全に切ることです。
具体的な手順はこんな感じ
- まずWi-Fiルーターの電源を切る
- 10秒ほど待つ(この時間が意外と大切!)
- 電源を入れ直す
- ルーターのランプが全て点灯するまでじっと待つ
- パソコンのWi-Fi設定を確認
- インターネットへの接続を試す
意外かもしれませんが、この方法で8割くらいの問題が解決します。
回復はするけど、時間がかかる
大体問題が解決する「電源オフ」ですが、要注意なのが再起動にかかる時間。
機器によって違いますが、だいたい3~5分くらいはかかります。
焦って電源を何度もON/OFFすると、かえって時間がかかってしまうことも。
授業直前や授業中の緊急トラブル時には向かない対処法です。
最低限の基礎知識は身につけたい
ネット環境やWi-Fiは利用するだけで何も知りませんでしたが、オンライン授業を始めて痛感したのが「最低限の知識は必要だな」ということ。
- Wi-Fiの基本的な仕組み
- トラブルが起きやすい状況
- 簡単なトラブルシューティング
- 機器の設置場所の選び方
- 通信環境を良くするコツ
知っていると、トラブル時の判断材料になるので便利です。
Wi-Fiに関する疑問をまとめてみました
- そもそも、Wi-Fiって何?
- Wi-Fiルーターを買うときの疑問
- Wi-Fiルーターの正しい設置方法
- 2階や隅の部屋まで届かない時の対処法
- オンライン授業で考えられるネット通信トラブルと対処法
- 我が家の最終手段は電源オフ
Wi-Fiの仕組みや選び方についてまとめながら、オンライン授業で考えられるトラブルや対処法、我が家の最終手段をご紹介しました。
皆さまのオンライン授業が、快適に進むことを願っています!